正指導員検定③ [スキー]
つづき
3日目の朝。
いよいよ、合格発表です。
昨晩は、結局、何もする気が起きず、
不合格だった時のイメトレだけ、ひたすら完全に仕上げて、
魂が吸い取られたような状態で、
朦朧としながら、センターに向かいました。
閉会式が始まり、講評では、
谷回りの制動・推進共に、
1.ニュートラルポジション
2.内足主導の局面
3.外足従働の局面
の理解&表現について、繰り返し述べていました。
そして、いよいよ発表!という時に、
突然、檀上から、スクリーンが降りてきました。
「今から、合格者の番号を、スクリーンに映します」
「うそだろ、おい!」 という声が飛び交う中、
待つこと10分。
この時間が、10時間以上もの長い時間に感じました。
番号が出た瞬間、みんな一斉に席を立って、
ステージに駆け寄り、自分の番号を確認していました。
・・・・・。
あった。
一瞬、目を疑いましたが、何度確認しても、
自分の番号がありました。
そして、受検仲間たちの番号も見ると、
全員、合格していました!
自分や、仲間の番号を見つめながら、
一瞬にして、今まで、クラブに入ってからの、色々なことが蘇ってきて、
感極まった感情を、抑えるのに、精一杯になってしまった。。。
合格手続きなどを終え、
最後に、スクール時代にお世話になっていた、
現地総務担当のJくんと、イグザミナーのYさんに
挨拶してきました。
「すごい偉くなっちゃったねー。今度会場になったら、ステージに上がってるかもねー」
「そんなことない、まだまだペーペーだよ。それより、まだスキーやってたんだ」
なんて会話を、Jくんとして、センターを後にしました。
11時には、全て終了になり、みんなと別れた後、
スキースクール時代に、お世話になっていた
居候先に寄っていきました。
おじさんが、一昨年亡くなったと、喪中の葉書で知ったので、
御仏前を持って、お線香をあげてきました。
その後、おばちゃんと、しばらく色々と話し込んできました。
今所属している県は、
菅平の行事がなく、クラブツアーも、菅平はなくなってしまったので、
まったく来る機会がなくて、
おばちゃんに会ったのは、約10年ぶりでした。
いつも、おばちゃんが手元に置いて見ているアルバムを、何気なく見たら、
懐かしい写真が、何枚か入っていました。
懐かしい。
懐かしすぎる。
16時まで、色々おしゃべりして、菅平を後にしました。
準指に合格したときは、クラブの身近な存在だった先輩の訃報と重なるなど、
とても喜べる状況ではなかったこともあり、
正指導員は、今から10年前の、クラブ入会時から目標にしていたことなので
今回の合格の方が、何倍、いや何十倍も嬉しいものでした。
クラブの仲間や、友だちから、たくさんの応援のメッセージをもらい、
また、サポートにも来てもらい、
受検仲間に、常に励まされ、
みんなに支えてもらって、今日まで来ることができました。
そして何より、両親をはじめとした、家族のサポートがあってこそ、
ゲレンデに立つことができたので、
家族や、周りの全ての人たちに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
なんだか、私がいない間に、いっぱい、おめでとうの練習をしたようで、
「オメデト」って言ってくれました。
でも、すぐに照れて、
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